白雲の道治療院

白雲の道治療院は、鍼灸術と量子場調整を用いて心身の健康面の向上、さまざまな症状や機能の向上、能力の増大に努めております。

白雲の道で美しく健康な体を!

[No.383]その力によって
2005年01月07日(金)

1月7日(金)天候晴れ
もし、ひとつの思いの中に相反する思いがあるなら、その思いは現実の中では辛いものになる。
それが、その一方が過去に縛られたものなら、さらに重いものになってその人の身体もろとも後ろに引きずる事になる。
どんな事かというと、おそらく私たちの習性と関係している事だと思うが、健康になりたいと思うとき、その一方に健康とは裏腹の辛い症状という過去がへばりついている。
だから純粋な健康という思いをイメージすることは難しい。もしとても健康で辛い症状を体験した事がない場合、健康という思いもあまりないだろう。だから症状という思いの反動が健康という事になる場合が多い。
確かにイメージは現実を創造する種であり設計図なのだが、その種の中に既に過去の失敗や習慣が入り込んでいるなら始めから、現実はその切ない願いである思いとは裏腹なものになるのは目に見えている。
願いは体の望みをも含めて辛さの反動ではうまくはいかない。鍼灸医学はこの辺を良く理解していて過去の崩壊に焦点を合わせている。
ではトランスの技術はこの難問をどのように考えているのだろうか。
この辺はとても理解に苦しむところだと思うが、やって見よう。
例えば、過去の嫌な思いが心をよぎり、そのトラウマがやって来て巻き込まれそうになっているとする。その津波のようにやってくるその波に今にも身体ごとさらわれてゆかれそうになったとき、その波を無視しその原因である思いを拒否するのだ。
不思議な事にその原因を拒否するとトラウマの波は消える。
健太郎ちゃんがやって来た。健太郎ちゃんは当講習会の若きホープだが、約束の時間に合わせられず、私に再三注意されている。
今回も同様に1時間ほど遅れた。
彼が言った。目覚まし時計が一時間間違えていました、すみません。
私は言った。目覚まし時計に罪はないのに悪者にするな。かわいそうではないか。
本当の原因はその過去の習慣性にある。その習慣性を破るためにはその津波のように押し寄せるその中で、その波を無視し決断を明らかにすることが必要になる。
それは酔っ払った中で意識を保とうとするに等しいほど難しい事だが、それなくして過去を振り切ることは難しい。
だがその津波のようなエネルギーはトランス状態からやってくるエネルギーそのものであるからそのエネルギーをその意識状態からその力によって変える事ができるのだ。