白雲の道治療院

白雲の道治療院は、鍼灸術と量子場調整を用いて心身の健康面の向上、さまざまな症状や機能の向上、能力の増大に努めております。

白雲の道で美しく健康な体を!

[No.367]おいしそうなパイ
2004年10月17日(日)

10月17日(日)天候晴れ
人生を味わいながら長生きする事は良いことだが、その味わっているものが病気や苦痛では辛いものがある。
現代医学は長生きする病人が好きなようだが、一般人は病魔に侵されながらの病院生活など願い下げだ。
だが、現実問題としてみんな老後にもし病気になったら病院での入院生活でお金がかかるからと蓄えておこうとする。そして死ぬときは大体病院で死ぬ事になる。
もし、家で死んだら警察がやってきてどうして死んだか根掘り葉掘り聞きまわり、まるで誰かが遺産目当てに殺したかのような疑いの眼で見るものだから、そのような嫌疑をかけられるのも嫌なものだからその家族も病院で死んでもらいたいと思う。
そんな事を計算しているかのように、病院の配下にはひっそりと葬儀屋さんがその時を待ちかねている。
人生そんなものだが、西洋医学にどっぷりと使った私たちが忘れている事がある。それは自ずとホルモンを創りだす力がある事だ。ホルモンは薬よりもはるかに高いレベルの産物でその産物が自分の身体を生かすだけではなく、味わう事に大きな関係がある事だ。
そのホルモンが身体の主だった腺から絞り出されるとき、同時に人生さえも味わう能力が拡大する。
ちょうどおいしそうなパイを目の前にして唾液が口の中で湧き出るとき、その時に既に幸せは準備されるのと同じだ。もし栄養がある液体を点滴して、生きながらえてもそこには生きた幸せがあるとは思えない。
ある患者さんが言った。私は生まれてこの方生きている心地良さを思い出すことが出来ません。
なるほど、もし心と身体が一体になっていると感じる事が出来なければ、その間を取り持つホルモン系を十分に起動することは難しい。ホルモンは思いや想像からその創造が始まるものだが、そのホルモンを身体に広げるものは知覚という直感だ。だから人や医学がなんと言っても自分の直感を大事にすることであると思う。
彼女はどうしたものか、味わうことを忘れて、同時に直感の持つ能力を観ていなかったようだと言っている。