白雲の道治療院

白雲の道治療院は、鍼灸術と量子場調整を用いて心身の健康面の向上、さまざまな症状や機能の向上、能力の増大に努めております。

白雲の道で美しく健康な体を!

[No.358]子供を思って泣いている
2004年10月07日(木)

10月7日(木)天候晴れ
当然の事ながら細胞は感情を持っている。その細胞が生まれるまでのその道のりは非常に長かったに違いない。
地球がまだ大きな熱く燃える石の塊だったころから類推して、きっとそのころはどんな細胞も生きては居なかっただろうし、植物やプランクトンさえいなかっただろう。
だが、長い間に自ずと自分自身を膜で守る細胞が生まれた。それまでは原子構造を持った石ころと、分子構造を持った硫酸や塩酸などの化学物質だけだった。
それらと細胞の違うところは自ずと守る細胞膜がある事だ。その事で感情が生まれ、分裂して同じ細胞を創り出すことが出来るようになった。これは大きなターニングポイントになっている。地球が生まれたばかりの時代から見てのターニングポイントではなく、本来創造する意識がはじめてその細胞という乗り物を持って意識そのものに戻って行くためのターニングポイントだ。
だからすべての細胞は創造する本能のようなものを持っていて、決まって自分以上の者を創造しようとしている。それは私たちも同じであるが、その思いは細胞の一つ一つの感情からきている。
不思議な事にその感情は、それら全部を見通すある地点から観察されているのだ。ちょうど、目や耳がその位置から周りの光や音を観察しているように、観察している位置がある。それが中脳といわれるところで、中脳は微妙な光を感じ取るように、周りが骨や筋に包まれていても、その子供のような細胞の一つ一つの状況を見通すことが出来る。
よく感動したり、あるいは逆に身体のどこかが痛くて辛い時、目頭が熱くなり涙があふれ出るが、その時その後方に在る中脳が歓喜したり悲しんで泣いている。それは細胞の親であるがために、その見方は神経を介して見ている以上の見方であり、これを私は独断で直感と決めた。
ある患者さんがここ何年か理由もなく涙が出てきて止まらないんです。どうしたんでしょう。病院では自律神経が失調していると言われているんですが、そうなんでしょうか。と言った。
それは自律神経が失調しているのではない。どこかの細胞がつねられるような苦痛状態にあり、その親である中脳がその子供を思って泣いているのだ。