白雲の道治療院

白雲の道治療院は、鍼灸術と量子場調整を用いて心身の健康面の向上、さまざまな症状や機能の向上、能力の増大に努めております。

白雲の道で美しく健康な体を!

[No.354]観るという一点
2004年10月02日(土)

10月2日(土)天候晴れ
現代人は腰が弱い。一流のスポーツ選手の中にも腰痛でその一線を退く人たちが少なからずいるが、どうして治らないのか、隠れた原因を提言してみよう。
その原因の最も大きなところは骨盤が、無意識的に歪んでいるからだが、その無意識は口腔からコントロールされている。女性の場合、以前も記したようにもうひとつ子宮からもコントロールされている。
女性は男性に比べ、少し姿勢が後ろに反り気味になっているので、本来腰痛にはなりにくいが、子宮の位置によって容易に腰痛になる。だから逆に子宮の位置が修正されると、腰痛は容易に治りやすいし、腰痛や病気になりにくい身体になる。
だが男性の場合はそう簡単ではない。女性よりも少し前かがみの姿勢になっているうえに、子宮のような弾力のあるサッカーボールのような、内側からの弾みがない。それに骨盤が小さいのだから一度痛めるとなかなか治らない傾向がある。
ではその隠れた原因である口腔や子宮は何を持って無意識の力を保持しているのだろうか。
それは観るという一点に尽きる。
もし、口腔が歯の噛み合わせによって歪められると、その人の意識は骨盤周辺を見る事は出来ても観ることは出来ない。観るとは目を閉じてその存在を感じるという事で直接、肉眼で見るという意味ではない。
この骨盤を直観で観るためには、正中が歪められていては観る事は出来ない。同じように子宮が歪んでいると、女性の場合不思議な事に、その意識の眼がもうひとつ子宮の中にあるが、その子宮が歪んでは外の世界が歪んで見えることになる。
その一番外側に子宮そのものを支える器である骨盤がある。つまり骨盤だけではなく、人生そのものが歪んで観えるのだ。
もう数年前になるが、アイススケートのオリンピック選手Iさんが通っていた。彼女はオリンピックに出場を果した身体にしてはきつい腰痛を持っていたが、そんな状態で3回転半もの回転ジャンプをこなしていたのは、きっと男性にはない子宮の意識が助けていたのかもしれない。男性が腰痛に苦しんでいるとあれほどの回転スピードは難しいだろう。