白雲の道治療院

白雲の道治療院は、鍼灸術と量子場調整を用いて心身の健康面の向上、さまざまな症状や機能の向上、能力の増大に努めております。

白雲の道で美しく健康な体を!

[No.338]敬意の中での融合
2004年09月15日(水)

9月15日(水)天候晴れ
東洋の文化の流れには敬意が常にあった。インドの釈迦の教えは中国に入ってきたが、彼らは決して道教と言われる老子や荘子の教えを踏みにじってもいなし踏みにじられてもいない。この釈迦の教えが日本に入ってきたときも神道と言われて古代の日本が伝えてきたものを踏みにじる事無く、逆にお互いの敬意の中で融合し、これがために世界に類を見ない禅に発展した経緯がある。
だが、西洋の文化はどうしたものか、インカやアメリカインディアン、今ではイスラムの文化をも踏みにじろうとしているように見える。
医学においては、それまでに日本では鍼灸医や漢方医がいたが、彼らから医の称号を剥奪し、医療類似行為とは認めるものの、医師の名を語ってはならない、診断書は書いてはならないなど多く制限を設け自分達だけが医学者であり、鍼灸医を物理療法師におとしめた。
中国でさえ先人である漢方医や鍼灸医を医療の要にしているが、日本の場合、どうしたものかアメリカのインディアンに行った行為に近いものをしている。
今となってはしようがないことだが、日本には天才的な鍼灸師が大勢いたのだ。
それはそれとして今、面白い事を発見した。
それは西洋医学のうち精神科と歯科はその主流から追いやられているかに見えるが、ここに大きな可能性を見ることができる。
両方とも、日本の古神道や禅文化、そして鍼灸医学がその技術として携えていた知識が生きそうなのだ。両方とも観察と言う科学が関係する。
話は長くなるのでこの話は次回以降にまわすが、もし、西洋医学が日本に入ってきたときに、先輩格である鍼灸をはじめ多くの日本の技術を踏みにじらなければ、日本独自の世界に類を見ない名刀正宗のような切れ味のいい医科学が生まれていたのではないだろうかと私は時々考えている。