白雲の道治療院

白雲の道治療院は、鍼灸術と量子場調整を用いて心身の健康面の向上、さまざまな症状や機能の向上、能力の増大に努めております。

白雲の道で美しく健康な体を!

[No.330]ジャンプ
2004年09月05日(日)

9月5日(日)天候晴れ
朝10時、昨日、遅くまで飲んだにもかかわらず、すがすがしい顔で彼らはやってきた。そのあともう一人の先生も合流して、早速研究会が始まった。
この内容を一般の人たちにも理解できるように簡単に説明してみよう。
私たちの身体のバランスは主に骨格と筋肉の強さによってバランスされている。その中の筋肉は筋肉自身がそのバランスを意識的に取ることができるが、骨格は無意識にゆだねられている。そため、骨構造が歪むと筋肉を鍛えても逆効果になってしまう。
だが、この骨格のバランスは不思議にも口腔内にある歯列の構造によって支配されているのだ。
その事を超速硬性常温重合レジンという歯医者さんが仮歯を作るときの材料を使って歯の上に薄く乗せるプレート歯列を作ってもらい、その歯列を意図的に削ったりその上に盛ったりしながら、本当にそうなのかどうかを確認し、さらにその歯列の細かな構造に踏み込むとそこに一定の法則を提言することができる。
例えば上顎にはめ込んだレジン歯列を削ると背中側の筋力はその力を緩めるよう骨格の構造が変化する。下顎の場合は腹筋の力が低下するように骨格の角度が変化する。この時、筋系もそれに伴って低下することになるが、どうしてこのような事がわかるかというと身体全体の重心が無意識的に変化するからだ。
これは私たち鍼灸師が経絡を変化させる理論とほぼ同じことになる。この違いは経絡の場合はゆっくりと変化するが、歯列の場合はジャンプするようにその変化が早い。
ここに提言する法則が正しいなら心身の強さや健康にとって大きな可能性が開く。逆に安易な歯の削り方は骨格構造が弱まり、多くの病気がジャンプするように創られている事の警笛になり得る。
こんなところから思うのだが、力学にとって必要な事は法則であり、その後に理論が伴うのではないだろうか。法則がない理論は何を持っての理論なのだろう。鍼灸医学は陰陽の法則があり、その法則から理論がある。
不思議な事に歯列に関しても陰陽の法則はその基本にある事を私は発見した。