白雲の道治療院

白雲の道治療院は、鍼灸術と量子場調整を用いて心身の健康面の向上、さまざまな症状や機能の向上、能力の増大に努めております。

白雲の道で美しく健康な体を!

[No.329]誰にも征服された事のない小さな白い山々
2004年09月04日(土)

9月4日(土)天候雨
今日は夕方遅く遠方からすばらしい友人がやってきた。
今までに何回となく歯の噛み合わせと身体の関係とその盲点についてこの日誌の中で説明した事があるが、その研究仲間だ。
到着するなり早速、鳥屋さんでワインを飲みながら、旅の疲れを落としてもらい、明日の研究会に備えた、さまざまな観点からの話や世間話になった。その焦点はほとんど歯科に関した技術的なことだが、なぜ私のような一介の鍼灸師ごときが、このような歯科の第一線の先生方と酒を汲み交わし、親交を結んでもらえるのか簡単に説明して見たい。
それは簡単に言うと私は歯科医療の患者の代表のような立場にいるからだ。
どのような意味かというと、その言葉の通りで、歯科患者の中でも私はひどい癖を持ち、不定愁訴といわれる症状のすみから隅までとは言わないまでも、それらの多くを経験し、自らをモルモットにしもし、重心計動揺装置を買い込み自分を生体実験にして身体と歯のかみ合わせのあらゆる可能性を調べ上げた、まさに患者を代表するような人間であるからだ。
そして私の場合は、曲がりなりにもここに一定のある法則を見つけた。その法則はおそらくは経絡という東洋の概念がなければ難しいものだっただろう。
それを例えるとこんな感じだ。
ある人跡未踏の白い山々があるとする。その山には危険な毒蛇や熊など動物だけではなく、恐ろしい霊気が漂っている。その中に入っていったものはみんな帰ってこないので、その事を知っている者たちは誰もその中に分け入ろうとしない。
だがそのなかに何か価値があるものがあることはうすうす多くの人たちは知っている。
もし、その中に分け入り、10年以上の歳月の後に帰ってきた者がいるとどうだろう。その人の身体はぼろぼろになっているが、高い能力もって帰ってきた。そこに多くの知識とと道を発見したからだ。
歯列という小さいが白い複雑怪奇な山々はいまだ誰も征服したものはいない。私とて征服したわけではないが、この山に挑戦している勇気ある多くの先生方の理論や学閥を越えたところでのガイドにはなる。