白雲の道治療院

白雲の道治療院は、鍼灸術と量子場調整を用いて心身の健康面の向上、さまざまな症状や機能の向上、能力の増大に努めております。

白雲の道で美しく健康な体を!

[No.315]とても入り組んでいる
2004年08月19日(木)

8月19日(木)天候晴れ
私の20代は精神的にも肉体的にも悲惨なところがあった。ちょっとした事故で前歯部を抜かなければならない状況になりその治療の後、以前の自分らしからぬうつろな気分の中で途方にくれていた。
今ではその原因がわかるのだが、そのころは頭の回転もおそくなり、物忘れもひどく、さらにコーヒーカップを持つ手が震えてしまう力のない状況を創り出すのが、なぜなのか、皆目見当がつかなかった。
その原因がわかってきたのは10年以上後のことだ。それが歯のかみ合わせの限度を超えた咬合から来ていた事を知ってから、持ち前の研究熱心なところからの挑戦が始まった。
そのころは既に鍼灸院を開業していたが、そのことに気がついたのは偶然だった。そのころ腰痛もひどく、好きなスポーツも出来ない有様だったが、たまたま歯の治療を受けたところその腰痛は治りはしないが、痛みの位置が変わった。不思議なことに噛みあわせの調整で歯を削るたびに症状が変化して行く。
そのころ自分の身体には無数の鍼を打って身体の変化を観ていたが、症状の変化は鍼の場合と違って良きにつけ悪しきにつけ後戻りがない。
その時の私の症状に似た、手が震えたり、文字がうまくかけない、時々、口がもつれるという症状で悩んでやってきたまだ20代の患者さんがいる。
聞いてみるとやはりその原因は歯の矯正のために噛みあわせが小さく、削りすぎたせいだと思うが、そうなってしまっては歯で治すことは難しい。
この辺の事情はとても入り組んでいる。少しずつ説明を加えて行こう。おそらくここに理由のわからなく悩む症状の大きな突破口がある。