白雲の道治療院

白雲の道治療院は、鍼灸術と量子場調整を用いて心身の健康面の向上、さまざまな症状や機能の向上、能力の増大に努めております。

白雲の道で美しく健康な体を!

[No.292]嵐の中に入ってゆく
2004年07月23日(金)

7月23日(金)天候晴れ
ある人は荒れ狂う嵐の中に入ってゆこうとしている。
ある人はストレスを感じる社会をさけ、引き篭もりをして生きようと決めた。
ある人は甘い生活を求めて社会に出たが、その甘さが見つからず、家の中に甘い食べ物をいっぱいにしていつの間にかその食欲を抑え切れず肥満症になってしまった。
ある人は右脳開発や自己啓発のセミナーに出かけ自分を磨こうとしたが、説教ばっかりされるのでやめた。
ある人は生活が安定していると大手の会社に気の進まないまま30年勤めたが、長いものに巻かれる姿勢だけが、立派に身についた。
ある青年は周りがゆとり教育と騒ぐ中でゆとりいっぱいの小中高学年を終えたが、脳の中がゆとりでいっぱいで何をして生きて行くか途方にくれている。
私たちは何か大きな勘違いをしているのではないだろうか。
名刀のように美しく強くしたいのに好んで身も心も錆だらけにしようとしている。
無用に薬を飲み。無用に飲食し、無用にけだるさの気持ちのよさの中にいようとするが、自分自身を研ぎ澄ましても病気や無気力な錆だらけにしても、どうせいつかは死ぬのは同じだと考えているようだが、これも大きな勘違いだ。
精神を研ぎ澄まして生きた人には、身体は死んでも精神は死なない。錆の中で死ぬ人の精神はその錆によっても殺される。その錆は邪気といわれ、亡霊のようにうっすらとしているが、けだるく圧しかかり続けている。