[No.288]悲しいかな私たちの手の中にはない
2004年07月18日（日）

7月18日（日）天候晴れ
磁石の周りには目には見えないが、磁気がある。その周りに鉄を近づけると強力な力でそれを引きつけるから誰にもわかる話だ。
その磁気を発している磁石を回転させると、それにつれてその目に見えない力である磁気の束である磁束が回りだし、その周りには特別な空間が生まれる。
その空間からエジソンやテスラーという天才達はちょっとした工夫によって器用に電気を創り出した。
こんなことを発見した人達はまさに天才に違いないが、このちょっとした工夫とはコイルを作ったことで、コイルとは銅線を螺旋状に巻き上げた構造のことだ。
ここである共通点に気がつかないだろうか。
今まで説明してきた背骨の周りを陰のエネルギーはへそから下は時計回りに、へそから上は反時計回りに回転してエネルギーが上昇している。同様に方向は異なるが陽のエネルギーが回転しながら上昇している。
この共通したところは目に見えない力が回転していることなどだが、もっと注目すべき点がある。
それはどちらもこの方向性に気がつかないうちは、意図した創造的な力にならないことだ。
電気のほうはある天才達が凡人でも理解できるようにそれを確かなものとして公開されている。だから電気は誰でも知っている。しかし、身体のほうは未だ公開されたものではない。
だが誰でもこの構造はすでに身体の中にあるが、今は無意識にゆだねられているので、いつ病気になるか健康になるかは悲しいかな私たちの手の中にはない。