白雲の道治療院

白雲の道治療院は、鍼灸術と量子場調整を用いて心身の健康面の向上、さまざまな症状や機能の向上、能力の増大に努めております。

白雲の道で美しく健康な体を!

[No.270]変容脳
2004年06月27日(日)

6月27日(日)天候晴れ
記憶とはまったく異なったものが結びつくようなことだ。例えば人の名前はその人とは直接関係がない。しかし、呼ばれるとその人は返事をする。呼んだ方は意識的な記憶だが、呼ばれて返事をする方は物心ついたときには既にそう呼ばれていたわけだから無意識的な時に記憶がなされた。
つまりこれは記憶と言うことだが、犬がベルの音を何度も聞かされ餌を与えられたのに似ていなくもない。
この結びつきはよく観ると意識と無意識レベルでの結びつきになっている。
犬はおそらく意識的に興奮して見ていたのは餌の方だろう。しかし無意識レベルでは情景である音の方をよく聞いている。
言い方を変えると食べ物は意識の中に映っており、無意識にはベルの音が映っていた。
ではどうしてこれが結びついたのだろう。
犬にも大脳と小脳があり、大脳は意識的な脳で食べ物を観ている。小脳は無意識的な脳でベルを聞いている。その二つの間に中脳と言うトランスつまり結びつけたり、離したりする脳がある。
つまり、トラウマや条件反射、すばらしい軌道を描いた運動選手の反射能力は中脳レベルでの出来事であるのだ。
西洋医学は運動能力は小脳にあると言うが、確かに小脳にストレスがかかると身体はめまいや無気力状態を起こす。しかしどんなにすばらしい小脳を持っていても何回も同じ運動を中脳領域に焦点を合わせながら練習しなければ、優れた選手にはなれない。
東洋の手法は昔からこの一点に集中している。なぜなら変容(トランス)脳と呼ばれる中脳は意識そのものをも覚醒に向かって変容する突破口でもあるからだ。