[No.264]奇妙な眼を通して検証し始めている
2004年06月20日（日）

6月20日（日）天候晴れ
前回の量子力学研究会の講義の中、面白い話を聞いたのを思い出した。
それは眼を完全に覆っても、人ごみの中をスイスイと自転車に乗って行くことができる人やトランプのカードを裏から100パーセント透視してしまう人の話で、その人たちが行っていた修行や練習に関するノウハウのようなものだ。
それはまさにトランスの技術を使っている。
具体的にはここでは記術することは出来ないが、簡単に説明するとひとつの事、例えば蝋燭の炎を見るような事に集中しながら意識を覚醒と眠りの中間状態に居られる様に努力する。
このことで意識は大脳と小脳の中間にある中脳に移動してゆくが、ここで起きることはその時の思いが見えるようになる。
ここでは、眼を使わなくても目の前には何があるかと思うだけで、人ごみが見えてきたり、カードの表が見えてきたりする。つまりその思いそのものになるわけだから、その思いがただ見えるというのだ。
つまり、中脳に眠る知覚は催眠ではなく、微妙な意識状態でひとつの思いそのものになる純な努力で活性化する。
こんな事を今や科学の最先端である量子力学がその奇妙な眼を通して検証し始めている。