[No.231]アドレナリンが噴出した
2004年05月04日（火）

5月4日（火）天候晴れ
ある人はいじめられているが、何とかしようと思ってもその気力が出ない。
ある人は仕事を頑張ろうとしてもやはり気力が出ない。
ある人は喧嘩を売られた瞬間にアドレナリンが噴出してあっという間に相手をやっつけてしまった。
ある人は今にも倒れそうに、よたよた歩いている捨てられたらいしい猫を観て、自分も倒れそうになって縁起が悪いものを観てしまったと気分が滅入っている。
ある人は同じその猫を見て、手をさしのべて抱きしめ、その弱弱しい温かさの中に愛を感じている。
ある女神は逆境の中で戦ったが不運にも負傷して死にそうになっている戦士をあっという間に治してしまった。
人の強さはどこからやってくるのだろうか。
ひたむきな思いに身体の中からの助けがやって来ないなら、人はどうして強く生きられるだろうか。
戦うには戦うための内側からの湧き出すエネルギーが必要だが、同じように死にそうな猫を愛するにも、それなりのエネルギーが内側から動いてくる必要がある。
私たちはその事に無頓着だ。
気力や愛を出そうとしても出て来ない。それは自分が悪いわけではないと思っているが、本当は自分自身が合わせている次元が違っている事に気がついていない。