[No.215]知らないと思っている
2004年04月14日（木）

4月15日（木）天候晴れ
車の運転やボクシングの試合など長年の経験によって培われたものは、終った時その記憶がないというような事はそれ程珍しい事ではない。
しかしこれが、経験してもいない事が無意識の中から顕れてきたとすると誰しも驚くに違いない。
例えば、アメリカのチャネラー達のようにその人とは異なった人格が出てきて話し始めたり、目の前に今まで見えなかった幽霊の影が見え出したとしたら周りの人さえ驚いて腰を抜かすかもしれない。
しかし、そんな極端な事ではなく、夜眠りに入る前に次の日の早朝、4時にすっきりと目を覚まそうと決め、それがたまたま目が醒めた時、時計を見るときっかりその時間に最高の気分で目が醒めたとか、風邪をこじらしていたが、次のデートまでに治そうと思っていて、その日に起きてみると俄然快調になっていたというような事は日常的に誰でも体験している事だ。
これをよくよく考えてみるとこれらは自分自身の中にあらかじめセットされて持ち合わせている何かではないだろうか。
もしこれが真実であるなら、私たちがまだ気づいていない能力があらかじめ意識の中にセットされていて使われるまで待機していることになる。
ではなぜこの力を私たちの文明は拡大しないのだろうか。
その理由は依存社会や価値観の違いなど多くあるが最も大きな理由はその能力がある事も使う方法も知らないと思っているからではないだろうか。