白雲の道治療院

白雲の道治療院は、鍼灸術と量子場調整を用いて心身の健康面の向上、さまざまな症状や機能の向上、能力の増大に努めております。

白雲の道で美しく健康な体を!

[No.207]忘れていたようだ
2004年04月06日(火)

4月5日(火)天候晴れ
数日前、ちょっと変わった人が研究会にやってきた。彼は身体に関しての熱心な研究家だ。
方々の研究会に参加しているらしく、知識が豊富であるのと自分でもカイロプラクッティックの看板をあげている事もあって、勢い勇んでこの当たりからの解説の方が主になってしまったようだ。
それはそれで悪くはないが、たくさんの知識をもっていると、その事で逆に観る事を忘れてしまう。
その次の日、またちょっと変った人がちょっとした研究会のためにやってきた。彼はインドに精神修行の師匠がいる精神に関しての熱心なアメリカ人だ。
ここ20年近く日本でワークショップを開いている真摯な人で強さを秘めているが物腰やわらかく、私の話やデモンストレーションを注意深く聞きながらその本質と私たちの共通項はどこにあるか考えている。
彼は西洋人でありながらインド人の師匠に人生をかけるだけの事はあって陰陽両面のすばらしさを持っている。しかし身体のバランスを忘れがちだ。
その後のワイン会で彼との対話を進める中、ある日本人女性が私に言った。「もう少し色が観える言葉を使うと私たちはもっと楽しいし、わかりやすいです」と。
古代から私たち日本人は多弁でもなく、インドのように本質を追求する事に固執していたわけではないが、直観で観るその視力はすばらしいものがある。
日本が古代からカラフルな色を和服や四季、表現の言葉にも使っていた民族であることを私は忘れていたようだ。