白雲の道治療院

白雲の道治療院は、鍼灸術と量子場調整を用いて心身の健康面の向上、さまざまな症状や機能の向上、能力の増大に努めております。

白雲の道で美しく健康な体を!

[No.201]単なる観方で変る
2004年03月30日(火)

3月30日(火)天候雨
古代インドはこの世を地獄と感じていたのか二度と生まれてこない事を「善し」としていたらしい。普通この世を去る時たくさんの思い残した事や愛を残してゆくなら次回の生まれ変わりの生はもっと立派になって帰って来たいと思うのが人情のように感じるが、そうではなかったらしい。
一方古代ヨーロッパでは、この生は一回限りで死後、裁きがあって永遠の地獄か永遠の天国かが決められると考えられていたようだ。ここ数十年程で西洋の人たちも過去生というものを認めているところがあるが、以前はそんな事は信じてはいなかった。
この相反する考え方の中では私たちは人生全体を観察する事になるが、その観方がまったく異なるとどのように社会に影響するのだろうか。
インドではこの世から早く逃げ出したいわけだからこの世界を征服したり発明品で満たし、より安泰な世界にしようとは考えなかった。そのため高い哲学や数学的な能力があったにも関わらず、インドでは征服された事はあっても他の国を征服した事はないし、発明品は殆どない。
ヨーロッパはこれとは逆で生ある短い時間を出来るだけ有効に使って永遠の天国にいけるように急いで生きていた。そのために世界征服を常に目論んでいたし、飛行機やテレビなど時間を短縮する発明品がたくさんある。
これはどちらが良い、悪いではなく死後の世界の観方が成せる技ではないだろうか。とするなら虚空世界が社会に影響している。それも単なる観方でそれは変わる事になる。