[No.185]渦を巻いて流れ込んでいる
2004年03月11日(木)
3月11日(木)天候晴れ
性エネルギーは私たちが普通、想像する以上の力を持っている。
禅世界の修行の中で性に焦点を合わせないのは性エネルギーを無視しているのではない。逆に性エネルギーを漏らさないようにし、そのエネルギーを使おうとしている。
本当のところエネルギーはエネルギーであり性エネルギーがエネルギーではない。
エネルギーを発している体中の全原子の構造にそのエネルギーが在り、その力の比重的な焦点が骨盤の基底部に在る、だから性の機能がエネルギーの発生する所ではない。
それはちょうど愛情が胸の周りにその焦点があるが、そこに愛があるわけではない。愛はその人の回り一面に波打っている。
だからもし、子宮そのものを失ったとしてもエネルギーは全ての次元において万全に存在する。
ではそのエネルギーを使うという事はどのような事だろうか。
ここが非常に大きな突破口になっている。そもそもエネルギーとは何だろうか。
それは莫大な量子の流れのことだ。そして使うということはその莫大な量子が必要としているところに風のように流れ込む事だ。
ではどうしてそんな事が出来るのだろうか。それは観る者が意識を通して観察しているからだ。意識して観察するところに量子はなだれのように流れ込む。
性交時のエネルギーは性に向かってその莫大な量子が渦を巻いて流れ込んでいる。