[No.181]青い炎の科学
2004年03月06日（土）

3月6日（土）天候晴れ
不思議な事もあったものだ。
直観の科学では与えるものが得るものになる。
一般社会の常識や経済は与えたものは物であろうと心であろうと少なくなると感じているため、その見返りを心配している。
この考え方が常識になって根づいてしまっているために、愛情さえ他に向けられるとこちらに廻ってくる愛が少なくなってしまうと心配する。
当の本人でさえ、愛情を他の人に向けるとその愛は今までの所に向かう事がないように思う。そしてその通りになる。
しかし愛というその本質から言ってどこに与えても減るものではない。
ではどうして愛という最も輝かしいものまでが減ってしまうのだろうか。
それは愛と情愛という二つのちょっと違うものをいっしょにしているからではないだろうか。
情愛は重油のようにめらめらと赤く煙を出しながら燃える炎のようで、愛は青く透通った炎のような違いがある。
直観の科学は直感の科学ではない。めらめらとした重いものではなく、澄んで燃える青い炎に近い。
それは好き嫌いの感情に左右されない程の明確さがある。その明確さゆえに科学足りえる。