白雲の道治療院

白雲の道治療院は、鍼灸術と量子場調整を用いて心身の健康面の向上、さまざまな症状や機能の向上、能力の増大に努めております。

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白雲の道で美しく健康な体を!

院長が解説する30の症状と施術

当院の岩尾院長が、さまざまな症状とその要因、そして回復のための施術の指針を解説していきます。

脳の良し悪し

私たちの脳の良し悪しは、脳の優秀さより、脳がどれだけ活動しているか、であると 昔から言われています。

現代人はなんとなくモヤモヤしていて頭を使う気にもなれない、ということも多いのですが、実際一生を通して脳細胞の数パーセントしか使っていないことが科学的にも明らかになっています。つまり私たちの脳は宝の持ち腐れというわけです。

今回は、この脳の働きがどのような理由で低下し、逆にどのような方法で取り戻せるかについてバランス医学の視点からお話してみたいと思います。

私たちは、脳の良し悪しを記憶力や論理の巧みさなど、頭の中だけの働きで云々する傾向があります。

しかし脳の機能はもっと広範囲に広がっていて、現在という瞬間を捉える直感やバランス感覚、子供や女性の快活さや美しさも脳の働きと大いに関係があると言われます。

東洋医学ではこれらの脳のすべての働きに関係しているのが頭の位置とその状態です。

陰の気の流れは、大地から足の中心を真上に上がって上顎の上に位置する脳下垂体脳を潤します。もしこの時、頭が足の位置より前に位置するような立ち方をしている場合、頭は同様に前傾しますので目の辺りがも重くなってきます。

逆に後ろに位置するような場合、脳内の脳液が後方に偏る事になりますので緊張し、いつもボーっとした感じになる傾向があります。また頭が複雑に傾いている場合も当然それなりの傾向を持つことになります。

つまり姿勢は脳に大きな影響を及ぼすのです。訓練猿は最初に立って歩く訓練を何日も続けるといいますが、これもこの辺に関係あるのかもしれません。

脳に関して、もうひとつ大きな要素があります。

それは発音です。

あいうえおの母音のうち「イ」と「ウ」は上下の歯が触れるぎりぎりのところを滑走し、「イ」は顎が奥に引かれ、「ウ」は顎を前に突き出し音の陰と陽を創り出します。

歯のかみ合わせは、この顎の運動を基準にしていますが、この発音がスムーズにできないと話をするたびに頭が揺れて脳にストレスがたまります。逆にこの発音を、口をゆがめたり頭を揺らすことなくきれいにできる人は、頭も笑顔と同じようにすっきりしているはずです。

つまり脳は身体や顎の運動と一体になっていて、これらのバランスによってしっかりと保持されていなければ、ストレスでいっぱいになってしまうのは当然の理です。