白雲の道治療院

白雲の道治療院は、鍼灸術と量子場調整を用いて心身の健康面の向上、さまざまな症状や機能の向上、能力の増大に努めております。

白雲の道で美しく健康な体を!

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No.090 - 第九章 The show 9

同類の出会い

 ミューは茶褐色のワゴン車を飛ばし一人でこのアジトに乗りつけた。彼女はきっとあの様な装置を開発するナザレの人は世界が違っても理解し合えると信じ、またその様な人達の力になりたい、その一心で危険を冒してやってきた。

スイス本部から自分を追跡しても特定できない様に彼らの思考をある枠の中に閉じ込めてもいたが、この東京にブライアン閣下が来ておりその直轄の配下がうろついている。身の危険を感じながらも深い意識がその人に会えと言っていた。

 
ミューが車から降りその民家の前に立った時,家のドアが開きミヨとショウが出迎えた。
 
「どうぞお入りください。お待ちしておりました」
 
「えっ、私をまっていてくれたのですか」
 
「はい、私はナザレをお守りしているミヨと言います.あなたに会いたがっている人が中で待っています。ようこそいらっしゃいました。どうぞお上がりください」

「ありがとうございます。私ミューと申します」

家の中に入ると、そこにアザミが居間のドアまで出てきており、にっこりと「お待ちしていましたよ。私はアザミ、どうぞお入りください」

 「私はスイス本部からやって来ましたミューといいます。突然の訪問をお許しください。」
 
「いえ、ミューさん、私達はあなたが、スイスからやってくる事を主事から知らされていました。」
 
「そうなのですか。感激です!。。。では、さっそく要件をお話したいと思います。今回,約束もせずに失礼とは思いましたが、こちらに急遽、ご訪問したのは私個人の思い余ってのことなのです。その事をご理解いただけるよう話させて頂きたいと思います」
 
ミヨが丁寧に答えた。
 「私達は近く素晴らしいことが起きる気がしています。そのような時にミューさんのような方に会えたのは、幸運以上のものです」
 
「それはうれしいです。来た介があります。。。

私達はスイスで最近の東京上空や爆発物のテレポート状態を量子場から見守っておりましたが,非常に特異な現象を確認しました。特に今回の爆発物の銀座から羽田へのテポートにはとても大きな可能性を私個人として感じています。

と言いますのは、物体がA点からB点に移動することは私達の科学では10年程前から可能ですが、このどちらでもないC点から可能になったということは、ここに大きな可能性が開きます。その大きな点は時空間の中の時間をも超える可能性になり、ここにパラレル世界を開く突破口になり得ます。このパラレル世界は今の世界支配を破壊するのではなく、超える多重世界の可能性なのです。この事は私個人的な夢でもあります。


この場所をスイスでは特定しましたが、この事をスイスの科学者集団には気がつかれないように私の個人的な判断で処理しましたが、いずれわかる事です。わたしは、ここが襲撃される前にこのような装置を独自に開発されるすばらしい方がたにお会いしたかったのです」

 アザミがその話を聞いて、自分と同じ質を持った人である事を直観し嬉しさを抑えきれずに答えた。

 「ミューさん、今のお話を聞いて、主事を始め結社ナザレが待っていた人であると確信しました。私は一技術者でありますので、世界や社会、人々の支配構造にはあまり関心がなかったのですが、この装置が現在の世界支配を超える突破口になるならとても嬉しい事です」
 
「余談ですが。。。私達の事件の中で、数学者が殺し屋のクルーザー乗組員を一瞬に消し去った事があります。私はその話を聞いてとても嬉しかったのです.私も随分と周りの思考を捻じ曲げて生き延びて来ましたから。」

 ショウが嬉しそうに言った
 「みんな同類だな」

 そのような話をしている間に、家の外では騒動が始まっていた。ケンジが出てくるの待っていた創造の戦士のリーダーシュタインらがスイス本部のミューがやって来て家の中にショウとミヨに迎えられて入るのを目撃した。その事を直ぐにブライアン結社no2のダイアンに報告し,ブライアンの知れる事になったからだ。

 ブライアンはその報告を受け,スイス本部に攻撃型衛星で、その家を直ちに光線爆破する様に命令じた。彼の即断力はいつも凄まじいものだ。