白雲の道治療院

白雲の道治療院は、鍼灸術と量子場調整を用いて心身の健康面の向上、さまざまな症状や機能の向上、能力の増大に努めております。

白雲の道で美しく健康な体を!

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No.021 - 第三章 展開 2

リスク

 敵は真実が広がり知られる事を最も恐れている。その真実とは、人が創造という力とその道具を生まれながらに保有していることだ。

 創造するための意志と、道具を誰しも生まれながらに持っている。その事に気がつかないうちに、善良な人間は彼らなりの平和的秩序という美名でカモフラージュした様々な搾取や作為的なチップによる金融支配によって剥奪されてしまう。

 意志のない人間は支配する者にとって扱いやすく、生かすも殺すも、思う通りの搾取も彼ら支配側の手中にある。だが、その意志力を行使し自ずと進化し、病気のない健康で自由な人生を創造されるとどんな完全支配も崩壊の可能性がある。

人間そのものが進化する技術や能力者は今までに少なからず存在していた。だが、その多くがひねりつぶされ、その発明者はひっそりと抹殺されている。
敵はその発見や考案を、こっそり自分達の中に持ち帰り、秘密裏にその技術を発展させた。

 そのため彼らは支配に関して二重の優越性を持っている事になり、その他に政治、教育、医学、マスコミ、兵器、最新鋭の科学装置などの面からも圧倒的な優位性を既に世界中に張り巡らした。

 それほどの優位性を持っていても、彼らはゆっくりと時間をかけ周到に計画を推し進める注意深さと知恵をもっている。その中でも真実を含んだ知識や発明、叡智、またその集団に関して、その発見を含めて根こそぎ抹殺した。

 私達は、彼らの活動を尻目に、少しずつ心ある人たちに働きかける活動を始めていた。

 この場合、真理の種に参加する人達に生命に関わるかもしれない大きなリスクがあった。果たして、このリスクを犯しても価値がある事が、彼らに理解してもらえるだろうか一抹の疑問があった。


ミヨが言った
 「そろそろ参加者のみんなにその事を説明する時ですね。最初は戸惑う人もいると思いますが、今参加している人は全員、辛い過去生を持っていますが、勇敢に生きた人達ですからこの生でも挑戦すると思います。」

 ミヨは参加者全員をいつも気遣い守ろうとしている。


 「支配側から見ると、真理に向かって努力している人達はいつの時代にあっても、目障りです。もしこのオーラの中の量子群の回転に関する結社の技術が世に出ていると知ったら血眼になって私達をつぶそうとするでしょうね。」

 「今のところは、まだ僕達が存在する証拠は見つけられていないようだから、大丈夫さ。」
 
 「でも、要注意ですよ。」
 
 「わかっているよ、ミヨ」

 彼女は私にとって時に恋人なのか、母親なのか女神なのか区別がつかない。

 この頃、私達2人もまだまだひ弱なオーラの羽を広げようとバタバタやっていて、敵にこの技術の新米たちを気づかれないように願う気持ちは、雛鳥を断崖絶壁の片隅の巣に隠していながら同じように練習している二羽の初心者のような気持ちだった。
特に17歳の少年時代から10年ほど半病人で色彩のない日々を過ごしていた私にとって毎日がカラフルでうきうき、ワクワクの連続の少年のようであり、ここに多分の甘さがあった。

 真理の種の参加者、初心者というより、まだ羽のないひよこだ。そんな彼女達にリスクがある事を、明日みんなが集まる講座で正直に説明しようと2人で決めていた。