白雲の道治療院

白雲の道治療院は、鍼灸術と量子場調整を用いて心身の健康面の向上、さまざまな症状や機能の向上、能力の増大に努めております。

白雲の道で美しく健康な体を!

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No.020 - 第三章 展開 1

真理の種

 敵の存在を感じながらも私達2人は自分達の能力を引き上げることに尽力した。
 もし、いま戦いモードで殺し屋集団と悪戦苦闘し、幾許かの勝利を得たところで巨大な組織力と無尽蔵に近い財力の格好の標的になるだけの事であるのは目に見えていた。

しかし社会から潜行したわけでもない。多くのすばらしい人たちが周りにいたからだ。とりわけ美を求める女性達や、自身の内側の世界に冒険を志す人たちとの間に強い絆が生まれていた。

 その中の6、7人の少数ではあるが、彼らに「心理の種」として意思のみを駆使して自分のからだを変化させる技術を提言していた。みんな自分を自分自身の力で育てようと思う人たちだったので、この提案は彼らに好奇心を持って受け入れられた。

 真理の種とは、形ある物理的な身体と、その周りを包んでいる微細な光の場であるオーラ領域、その中間に流れている気の3つで構成された種で、その種を育てる中で意図した思いを現実化する。

 この種の例えは、とても功を奏した。身体のすぐ外側をオーラの光の輪が幾十にも重なり輝いている。その中間に呼吸のリズムに併せて気のエネルギーが揺れ動いている。
この三つの構造がしっかりと結合し肉体的、精神的にも成長拡大するのだから、みんな楽しそうだった。

 これは、真実に近い技術に違いないと思う。私達はこの世界に体を纏って生まれ出るが、すぐに呼吸を始め少しづつ身体の周りのオーラの光に影響され人生の運命に流されて行く。

 この真理の種として提言した技術は今、私が取り組んでいるものと基本的に同じものだ。

 難解な量子力学の数式は必要のないように、道理と直観に働きかける説明にした。もともと数学はちょっとした概念を数の論理に置き換えたもので、その概念が理解されるなら、それらは道理として理解されるもので、数式は邪魔なものになる。
逆に見ると、概念が最初で数学は付随的なものだ。

 難しい状況を言葉や文章で事細かに説明しなくても、状況を数コマの漫画で表現する事が出来る。そのほうが感情や表情まで表すことが出来、容易に理解される事が多い。そのようなものに似ている。

 私達は意識する力を既得権のように持って生まれ、その意識を意識するためには意識されるものが必要になる。意識する者を「観る者」、意識される物や者を「観られる者」とした場合、私達は観察者であり、観察される者だ。

その観察の力は、その周りの量子群に影響を与え、その変化を無意識を介して意識的に身体の微細な変化として観ることができる。

 その観察によって、観察した位置に量子が何もなかった空間から生まれ出、量子の基本性質として観察した者の位置にも、もう一つ同じような量子が生まれる。これを双子の性質、あるいは「もつれ」といっている。

ここで、不思議な事に、今までに其処にも存在していなかった粒子がその位置に生じる。
その粒子はどこにもなかったのかというと、そうでもない。あらゆる時空の中に波の状態で遍在していたらしい。遍在とはラジオやテレビの電波状態に似ているが、もっと根源的な事だ。

 ではその観方とは、どのような事かというと、それは簡単な事で、思いをもって観る。

ボーっと観る、美しいとか醜い、気持ちがいい、気持ち悪いとか、立派とか貧弱とか健康とかありとあらゆる希望や非難や判断すべてがその観方に含まれる。もし、そのボーっと見るにしてもボーっとした量子が生まれる事になるぐらい観察者は量子群にとって大きな存在になる。

ここで、ちょっとした問題がある。
思った事と、同様の現実を誘導する量子と、逆の現実を誘導する量子があるからだ。
だから、思いが即現実にならない。

 言葉、あるいはイメージのそれぞれに次元があり、ここにちょっとした反転や、性質の違いなどのルールがあるため、そのルールを知らないと、思った事と現実が裏腹になる事も多いし、量子の群れに撹乱、翻弄され、最悪自滅的な病気を誘発する事にもなり得る。

たとえば音や光に音階や、波長の違う色があるように量子場の場合も単純な階層があるが、その事をまだ現代科学は知らない。新しい量子を発見した事に一喜一憂しているところにいる。


 このある思いをもって観る。それだけのことが、この身体、気、量子の三層レベルを同時に変化させることに足る力なのだが、ここに様々な発見がある。



 オーラ。それはまさに時空を飛翔する美しい羽だが、だれもそのことに気がつかない。普通オーラは自分から見て身体の周りをゆっくり右回りに周りながら、時間の経過に従ってり運命や老化の一途をたどる。そのままでは、せいぜいその色彩がその人の過去や未来の運命を指し示す程度だが、オーラの回転を逆に動かす事が出来るなら時間空間の関係性を変化させ、自分の身体や運命を意図的に変化させる事が出来る。それが人間には出来るのだ。


 ここに集まった数人の人たちは、みんな初め患者さんだったが、その変化、つまり量子の変化を直感で、捉える事が出来た。

今では、少しずつ、彼らの周りの量子群が自然な老化のプロセスから創造的な方向に変化している。
だが、これを単純に喜んではいられない。この量子の変化を検知する装置が、既に設置され稼働しているからだ。