[No.397]その機を狙っていた
2006年06月05日（月）

2006年06月03日
昨年から一年間鍼灸専門学校の熱心な生徒たちがここに月一度勉強会で通ってきている。
近く新入生のクラスを設ける事になっているが、まだ数人しか集まっていない。
そこで友人の北川整体の北川先生に生徒になって経絡を習わないかと持ちかけた。
彼は非常に熱心な整体治療師で長年某企業のサラリーマンを経て、その夢を果し開業2年目を迎える。
ほとんど毎日お茶のみ友達している中だが、私の生徒になるとなるとちょっと身構えた感じ。
彼が言うには私は経絡を増永指圧で勉強していて知っている。そのほうが分かりやすい。白雲の道流鍼灸術の経絡はイメージを体に映し出すと知っているが、よく分からない。
今日になってお茶しながら、今度は私の方から持ちかけた。彼のある慢性症状を治して差し上げましょう。
もしその症状が幾分でも改善すれば、経絡の真価の幾分かが理解できる。
その後で決めるといい。
返事は躊躇なく、すぐに返ってきた。いいよ！
明日その半年ばかり、気になって指でこすっている症状に働きかける。私は彼のそのしぐさを観るたびに、治してやろうとその機を狙っていたのだ。