白雲の道治療院

白雲の道治療院は、鍼灸術と量子場調整を用いて心身の健康面の向上、さまざまな症状や機能の向上、能力の増大に努めております。

白雲の道で美しく健康な体を!

[No.371]ある研究
2004年10月29日(金)

10月29日(金)天候晴れ
最近私はほとんど毎日、診療が終わってから人知れずある研究をしている。
その研究のためにこの日誌も先送りになっているが、ある非常に面白い事を発見したからだ。
それは量子力学に関係しているが、それ以上におそらく古代の人たちが使っていただろう意識の科学に近い。
その事をかいつまんで説明してみよう。
古代の文化は、いまの文明と違って非常に大きな視点を持っていた事は誰しも認めることだと思う。例えばマヤの天文に関する認識は現代を持っても驚きであるし、エジプトのピラミッドも方角や建築角度の精度を見ただけでもなにやら途方もないものを含んでいる事がわかる。
これらの文化を解き明かそうとしているのではまったくないが、どこか似ている。
私たちが認識できる世界としてまず身体の中がある。その身体はひとつの宇宙のような全体を含んでいる。だがその身体は周りの環境や食べ物、人間関係などと関係しあいより大きなこの地球を取りまく世界があり、ここにもある意味では全体を含んだひとつの宇宙がある。
さらにこれらが不思議な事に古代日本でいうところの虚実の世界、これは関係性の世界ではなく、前記した2つの世界の全体を包んでいるより大きな宇宙がここにある。
この3つの宇宙が三位一体のようにある法則をなして渦のように交わっているが、その全体が口腔の中にあるとしたら、もっと現実感が出くるだろう。
身体には身体の法則があり、関係性の世界であるこの外側の世界も身体の法則に似てはいるが、異なっている。そして虚実の世界もこれらと同じように似ているところはあるが、異なっている。それは氷と水と蒸気のように同じものが形と法則が異なるのと同じだが、これらの間には共通項がある。
この3つの世界の共通項が口腔で出会っているとしたら、とても面白い事だ。
以前、歯の治療で自分の歯を全部抜きインプラントにしている患者さんが歯の噛み合わせでうまくいかず、私のところに歯の咬合の位置を決めてほしいとやって来ていた。上の歯列と下の歯列の関係がずれて造るとせっかくのインプラントの技術が裏腹になる事を知って、その患者さんは強行にその位置で歯列を作成してもらうように歯医者さんに頼み込んだ。
この関係がうまくいったらしく、久しぶりにやってきたその患者さんは言った。先生、運が変わったのか人生が変わって見えるんですよ。ありがとうございました。ときれいな笑顔でにっこりしている。