白雲の道治療院

白雲の道治療院は、鍼灸術と量子場調整を用いて心身の健康面の向上、さまざまな症状や機能の向上、能力の増大に努めております。

白雲の道で美しく健康な体を!

[No.364]勝負は始めから決まっている
2004年10月14日(木)

10月14(木)天候晴れ
ある男性の患者さんに最近女性の子宮のことを日誌に多く書いていますが、男性の場合は子宮が無い分他の何かがあるのですかと聞かれた。当然いつか聞かれるだろうと思っていたことだが、今日はこの辺に焦点を合わせてみよう。
確かに男性には子宮がない。女性の卵巣が男性の睾丸だとして、女性にはその根元に子宮という強度のゴムよりも丈夫で月に一度は生理によって浄化され再生されている非常に生きた細胞群があるがそれに匹敵するものが男性の場合どこを探してもない。
だから男性は子宮の持っているすばらしさをあきらめるか、それとも逆に発想を転換し、精力がなくて機能しなくても、役立たずといわれても子宮のように切って捨てられる事はない事で善しとするより手だてがない。
ないものはどうしようもないが、強いてあげるなら筋棒だろう。それは精力に良く反応し、生きがいにもつながる不思議なものだが。
女性の場合、子宮の位置を始めに決めると骨盤が自動的にそれにあわせて動き出すが、男性の場合は骨盤を動かす事で精力を高めることが出来る。
男性の場合、恥骨結合周辺の筋群バランスがこの精力と大きな関係がある。例えばこの周辺の筋群が骨盤によってねじれているとすると精力は非常にか細いものになる。こんなときはその人の姿勢は決まってへっぴり腰のように後方に逃げている。
逆にこの筋群がバランス取れ、精力が強い人の場合、姿勢は恥骨部分を前につき出すような立ち方をする。この差は筋力というよりもバランスの問題だが、中でも一番の致命傷は恥骨部の歪みだと思う。
それはちょうどこんな感じだ。
ある侍が刀を鞘から引き抜き、腰を据え正中に構えた。
その侍に対峙してもう一人のやはり侍は、いざ勝負と刀を鞘から引き抜こうとしたが、引っかかって抜けない。やっと抜いたと思うとその構えはへっぴり腰で、掛け声だけは騒がしく刀がいかにも重そうだ。
勝負は始めから決まっている。
先の侍が喉に痰がからんだので軽く咳払いをしたのを、後の侍はびっくりして後ろにもんどりうって倒れた。先の侍はそれを見て武士のたしなみ、そんなところに勝負は仕掛けない。だが後の侍は転びながら一目散に逃げ出した。
刀は下腹の筋群が歪んでは立たないのだ。