[No.355]子宮の中の男性エネルギーと女性エネルギー
2004年10月06日（日）

10月3日（日）天候雨
不思議な事に子宮の中に前方の男性エネルギーと後方の女性エネルギーが流れている。
だから子宮が後方に屈すると女性エネルギーは圧迫され、身体全体が猫背のような男性的な姿勢になる。逆に前に屈すると男性エネルギーが圧迫され女性的な姿勢になるが、これが行き過ぎると胸が後ろに反り返るため、顎が後方に引き寄せられ、顎が痛んだり、自律神経が失調気味になる。
だから、この中心を明確にする必要がある。その事で最も美しいプロポーションを長きにわたって保持する事ができる。
普通、この子宮は加齢に従って後屈してゆく傾向があり、また内蔵機能の低下や閉経なども手伝ってからだの皮膚や身体全体が丸まって下方に落ちてくるが、もし、若いうちにこの位置を保持する事ができるなら、その人の人生全体が救われるかもしれない。
なぜなら、この子宮はいったん、その位置を決め込むとその位置に居座るという不思議な性質があるからだ。逆に言うと若いうちに歪んだ位置になっていると、下手をすると一生の間、その位置から動かない。
だからその歪みが徐々に積み重なり、筋腫や癌化の可能性すらある。子宮そのものがホルモンや血の浄化、だけではなく、創造に大変な能力を持っている臓器であるので、これは大きな女性の味方でもあるが、敵になったら怖いものがある。
ある聡明な女性が友人に紹介されてやってきた。彼女はある出来事をきっかけに、ここ数ヶ月の間に体重が急に増え、ホルモンの異常や癌化の可能性も気にかけている。
治療の後に彼女は言った。自分の中に二つの側面の片方しか思ったことはありませんでした。これからはその両方を観るような事を考えてみようかなと思います。
その通りだ。男の中にも女の中にもそれぞれに陰と陽がある。その両方を観なければ、ホルモンバランスや自分の身体もバランスを失う。美や健康を超えた力はそのバランスの中にある。