白雲の道治療院

白雲の道治療院は、鍼灸術と量子場調整を用いて心身の健康面の向上、さまざまな症状や機能の向上、能力の増大に努めております。

白雲の道で美しく健康な体を!

[No.349]吹っ切った
2004年09月28日(火)

9月28日(火)天候晴れ
私たちの違和感の中には二つのパターンがある。
病気と疲労感だ。
病気は重い感じがする。疲労感はその疲労感によって立っては居られない感じがするが、重い感じはしない。
その中間に不定愁訴がある。
病気の場合には病院に行くべきだ。その場合内臓に問題があり、充血したり腫瘍が出来ていたり、潰瘍が出来ている場合が多い。
だが、過労の場合は、前方に倒れたくなる病気とは異なり、後方にばったりと倒れて休みたい欲求に駆られる。その場合は家に帰って休めばいい。何も心配する事はない。病気ではないのだから休めば、主に腎臓と膀胱のコンビによってその疲れは排出される。
もうひとつ不定愁訴というものがある。それは病院に言っても寝ていても治らないし、排出もされない。
なぜかというと、それは無意識と意識の間の領域、つまりトランス領域がこじれているからだ。
例えば、腰痛や眩暈や五十肩や生理痛や、ありとあらゆる症状だが、こんな場合病院に言って治そうとしてもなかなか治らない。腰痛を例にとると無意識と意識の間の折り合いが悪い。
骨格は無意識にゆだねられているが、筋肉は意識の努力によっている。この接点がずれ込んでいるなら、運動や腰痛体操をしてもがんばってもなお悪くなる。
眩暈や生理痛にしても努力して治せるものではない。これは癖であり、ちょっとした鍼灸の技術が功を奏する。新しいからだの運動や血行の軌道を創るのが一番の早道になるのだが、こんな単純な事がわからないぐらい、自分の身体に無頓着だ。そしてなんでも病院に行く。
その理由のひとつに保険というマジックがある。本当は高額な費用を払っているのだが、本人が支払うのは安い。健康保険料は高いから使わないと損だという打算も働き、その事で、ちょっとした癖を修正すれば良いものを大量の薬によって身体を消耗させている。
以前から通っていた日誌にも紹介した事があるパーキンソンという症状を持ってやって来ていた患者さんが完治して今日その治療を終えた。
彼は自分でもがんばって、原因が脳だという西洋医学を押し切って薬を飲むのを止め、毎晩星を見ながら歩き、その歪んだ癖を吹っ切った。