白雲の道治療院

白雲の道治療院は、鍼灸術と量子場調整を用いて心身の健康面の向上、さまざまな症状や機能の向上、能力の増大に努めております。

白雲の道で美しく健康な体を!

[No.326]病気の下地
2004年09月01日(水)

9月1日(水)天候晴れ
本当に意識とは不思議なものだ。さまざまな人に鍼治療をしたり、世間話をしていると意識は多次元的な能力を持っている事に気づかせてくれる。
例えば痛みや違和感を感じて、その人はその違和感や痛みそのものになる事が出来るし、怒りや悲しみも意識するとそれらの、そのものになる事も出来る。
だが、このどれにも意識しないで、長い間そのまま持続してはいられない。
意識は何か意識するものを探し、もし見つからなければ、死んでしまうような気になる。そんな不安の中、何でも近くにあるものを手当たり次第につかんでいようとし、興味のないテレビでも何も観ていないよりはましで、違和感や病気でさえ、何もないよりはましというものだ。
このような観点から人は何もない事が一番怖いのかもしれない。最悪の冷え切った夫婦関係でも何も無いよりはましというところがあるぐらいだから。
トランス意識状態というのは何もないところに向かっていくのだから、これは勇気のある者の証のようなものだが、世間はこんな人に冷たい。逆に所かまわず、恨みや憎悪さえ握り締め体中病気の巣にしてしまった人には優しいところがある。
だからと言って病人を責める気は毛頭ない。
病気の人の傾向は病気さえつかんで離さない程の、感覚的な不安がある。それはその人が悪いわけではなく、その不安定さに問題がある。
誰でもおぼれそうになると藁をもつかみたくなるのは自然の事だ。だから病気を治す一番の方法は、身体のバランスに伴う安定感を創る事、これは私の仕事だが、もうひとつは何もつかまずに居られる力をつける必要がある。
何かにつかまる習慣をつけるとその事で自分自身の力が強くなった気がするが、実際は病気の下地を創っている。