白雲の道治療院

白雲の道治療院は、鍼灸術と量子場調整を用いて心身の健康面の向上、さまざまな症状や機能の向上、能力の増大に努めております。

白雲の道で美しく健康な体を!

[No.321]両方からの検証
2004年08月26日(木)

8月26日(木)
あるとき、二人の子供が突風のようにやってきた砂嵐の中でその砂が眼の中に入ったらしく、眼を真っ赤に腫らしている。
ちょっと強気なA君はこんなもの放っておくと治るといって、風に向かって駆け出した。ちょっと弱気なB君はうずくまって目をこすりだした。
A君はいつの間にか治ってしまったが、B君は眼の角膜をかなり傷つけたらしく眼の周りまで赤く腫れぼったくなっている。
A君はB君に言った。いつまでも眼をこすってないで、砂はもう飛んでいないのだから、風に向かって駆けると涙が砂を洗い流してくれるよ。B君は眼をかばいながらやって見たが、その腫れはいっそうひどくなってしまった。
帰って母親に連れられ病院で眼を診てもらったところ、やはり角膜に砂がとげのように刺さっていたらしい。それをとってもらったらずいぶんと良くなった。母親は子供に眼が痛いのにどうして風に向かって走ったりしたのかと子供を攻めた。
だが、B君は母親の言う事を聞かず、まだ完治していない眼で風に向かって駆け、今度はその涙が眼をきれいに治してしまった。B君は友達を悪者にしたくなかったのだが、その結果に自分でも驚いている。
健太郎ちゃんがまた暇な時間に遊びに来て言った。日誌の中に僕の場合直観が後になるとありますが、始めにちょっとした直観があるんですよ。
それはそうだろう。健太郎ちゃんはその直観を確かめようと論理を組み立てているようなところがある。
私は眼にごみが入っても眼をこする事なく、治す術を知っているが、健太郎ちゃんは直観的にそれを知ってはいるが、目をこすり、病院に行き眼を診てもらい、さらに真実を検証しようとする。その両方からの検証が価値のあるものになる。