白雲の道治療院

白雲の道治療院は、鍼灸術と量子場調整を用いて心身の健康面の向上、さまざまな症状や機能の向上、能力の増大に努めております。

白雲の道で美しく健康な体を!

[No.309]新品より高い感性
2004年08月12日(木)

8月12日(木)天候晴れ
月に数回、気が向いたときにやってくる。Mさん。以前日誌、今はアーカイブ[No.11]ゆったり人生でも紹介したことがある、読書が趣味で猫好きなおじさんだ。
例によってコーヒー雑談になった。
最近テレビで水を一日に2リットル飲むべきだといっていたのを聞いて飲んでみたけど良くわからんな。
それはそうでしょう。水はのどが渇いていないのに飲んでも身体はうまく処理できなくなってむくんだりしますよ。私はそんなことは信じません。
しかし、老人になると水を飲むことを忘れて体の調子が悪くなっても気がつかないことがあるということなんだが。
困ったものですね。私はそんな考え方そのものがボケになることを容認してしまうのではないかと思っているんですよ。
しかし、何が正しいかわからん時代だね。
私の見解を聞いてくれますか。いいよとMさん。
私は一息ついて意気込んだ。
よく老人は精神能力が低下すると言われますが、私はそうは思っておりません。精神力は高いのですが、身体にギヤが入っていないだけだと思うのです。
身体にギヤが入らないものだから空回りの中で消耗している。その消耗感に任せるとボケたり、老化するのが若い人にもありますが、この時ギヤが入っていないことを認識することであって老化や精神能力の低下を容認するべきではないと思うのです。
そんな隙を狙ってココアがいいとかトマトがいいとか言って惑わす輩が出てきますが、多くの体験の中で養われた知恵を手放すべきではないのでは。
身体を車に見立てた場合、若い身体は新しい車で老化した身体は確かにオンボロかも知れないが、そのオンボロを運転している精神は新品よりも高い感性を持っている可能性だってある。
そんな見方もあるかとMさん。