白雲の道治療院

白雲の道治療院は、鍼灸術と量子場調整を用いて心身の健康面の向上、さまざまな症状や機能の向上、能力の増大に努めております。

白雲の道で美しく健康な体を!

[No.299]軌道
2004年07月31日(土)

7月31日(土)天候晴れ
確かにトランスという意識状態に焦点を合わせるのは、自分がどこにいるのか、いつもの自分の体の感覚はどのようであったのかさえ忘れてしまうような状態であるから、一時的に身体や記憶力が弱くなったような気がする。
しかしここにちょっとした価値ある事が起きる。
それは中脳領域の特徴である不思議なところであると思う。
身体に関しては自分の感覚を一時的にでもこの意識のトランスの状態で忘れるということは身体の中の症状も忘れることになるが、その時が悪循環にはまった症状を解放す可能性でもある。精神的には記憶に頼った状態から感性を通して直接観る直観力に移行する可能性でもある。
私たちは誰でも普通、精神的にも肉体的にも同じような軌道を描いて一日が終始するところがある。
たとえば、ちょっとした癖で身体を歪めているとする。そうすると当然そのゆがみに合わせて視線が正中線からずれ気持ちにも歪みが生まれる。その状態が数年続くと、そのうちに身体のある部分たとえば心臓の周りの違和感をその歪みによる消耗によって感じ、精神的にも弱気になったり不安感でいっぱいになる。
こんな場合、これらの症状を薬でごまかさずに、癖の方を直すほうが健康的なことだと思わないだろうか。
この癖は一日中付きまとう同じ軌道を描いたからだの運動にある。
その軌道を直す場合、トランス状態がもってこいの意識状態だ。トランス状態そのものが強い身体の源泉ではないが、放っておくと死ぬまで続くような病気の軌道さえ変え強く健康な新たな軌道に修正することが出来る。