白雲の道治療院

白雲の道治療院は、鍼灸術と量子場調整を用いて心身の健康面の向上、さまざまな症状や機能の向上、能力の増大に努めております。

白雲の道で美しく健康な体を!

[No.298]長い間気がつかなかった
2004年07月30日(金)

7月30日(金)天候雨
私はあらゆる気の実験を自分に行ってきた。
自分自身の身体に刺した針の数はおそらく誰に負けないだろうし、歯列と経絡の関係を見つけてからというもの気違いのように実験をした。歯列の咬合圧やかみ合わせの変化によって疑いのない気というものを確認できたからだ。
西洋医学は動物や人間が実験材料になることもあるが、この鍼と歯科の二つは身体に対しての力学においては例え人をモルモットにしても理解できないところがある。なぜなら他者のエネルギーの状態を確認する術がない。
ただひとつ自分自身への働きかけは可能だ。しかしこれもよほどの頑強な身体でないと難しいことだろう。たまたま私は頑強であり、研究心旺盛であったからできたことだが、人に勧めることはできない。
こんな中、理解した多くの気づきがある。
実験を始めた当初、バランスを大きな問題にしていた。それは確かに必要なことなのだが、おかしなことに気がつき始めた。
バランスだけを追い求め、それが功を奏すると身体が弱くなる。
インドの修行層が毎日毎日、瞑想に明け暮れトランスという意識状態に入ってゆくがこれは呼吸をしているのがわからないほどの中間状態に入ることになる。
その意識状態はよくアルファー波と呼ばれる脳波を現す高いバランスの取れた状態だが、その時、知的感性は非常に高いが外側の外力にもっとも弱い状態になっている。
もし、その状態を望むならバランスを追求すればいいが、患者さんは強い身体と健康を求めている。
だからこちらは高いバランスの取れた状態になるよう努力する必要があるが、患者さんをその状態に誘導するべきではなかった。体の健康において必要なのは力の分散拡大であって意識の集中ではなかった。これが私の長い間気がつかなかったことだ。