[No.297]感情の加速
2004年07月29日（木）

7月29日（木）天候雨
エネルギーの渦に時計回りと反時計回りがあるが、このどちらも必要な回転であり、どちらが良くどちらが悪いというわけではない。
それは大事な運命を決めるような商談の時に眠ってしまったとしたらその眠りにはとても悲しいものがあるが、一日の終わりでの充実感の中での眠りはすばらしい夢を運んでくれるかもしれない。
それと同じように時計回りのエネルギーの回転は自然や運命に即した素直なエネルギーの流れであるが、これはあまりにも素直であるために外の気温や湿度の変化、あるいは人の感情の歪んだエネルギーにも素直に従ってしまう。
逆に反時計回りのエネルギーは反逆児のようだ。自分のからだの運命が病気を創っていたとしてもそれに向かって立ち向かうところがある。
だから両方とも一長一短があり、このことを知らずに大事な運命を決めるような一瞬にただ素直な眠りの中にいたり、高い自然がもたらすエネルギーの流れに無意味に反逆し戦うと、ただ消耗してしまって人生を加速することはできない。
もし、何もせず、ぼんやりとした状態から動かずにすべてが過ぎ去るように願うのであれば、エネルギーの回転にはまったく興味を示さないだろうと思うが、人生を加速したり低速にしたりする車のアクセルのようなものを必要としているのならこれは面白い発見ではないだろうか。
私たちの文明が自動車や電話を発明して社会を加速したように、自分の身体や感情を加速出来る時代がやってくるとしたら老後の不安におびえるのとはうって変わって楽しくなると思うのだが。