[No.284]渦に従っている
2004年07月14日（水）

7月14日（水）天候晴れ
私の中に強い思いがあるものだからすぐに行き過ぎる。
行動の前に必ず思いやイメージがある。その話そのものに戻してみよう。
例えば、何を食べようかと考えるとき、人によって決まった傾向がある。
ある人は単純に心の中にラーメンが浮かんだとすると、そのラーメンが食べたくなる。
ある人は昨日ラーメンを食べたから今日はカレーにしようと決め、その準備が出来る。
またある人はイメージの中でラーメンやカレーなどの食べ物と自分の欲求を合わせて確かめている。
またある人は単純に毎日食べ続けている食事を心に浮かべ、それを食べる準備をする。
これらの共通点は食事をする前にそれらのイメージがあることだ。
もし、目の前にコーヒーが置いてあっても、その前にそれを飲むイメージが瞬間でも十分だが、なければ飲めない。もし飲もうとまったく思ってもいないのに飲んでしまったとしたら、それは飲んだのではなく、飲まされたことになり、怖いことになる。
これは食事に限らず、私たちの行動の前には必ず思いやイメージがあり、その後を実質的な身体が従うことになる。
身体の内側も同じだ。
身体の中の核心である、中枢神経系でも同じことが起こっている。
背骨を取り巻く中枢神経系の周りに健康や病気の原因が生まれたり消えたりしているが、これらはその渦に従って動いている。