白雲の道治療院

白雲の道治療院は、鍼灸術と量子場調整を用いて心身の健康面の向上、さまざまな症状や機能の向上、能力の増大に努めております。

白雲の道で美しく健康な体を!

[No.258]構えを忘れてしまっては
2004年06月04日(金)

6月4日(金)天候晴れ
イメージによって形が変わることをだれでも無意識には知っているだろう。
もし、自分が醜いと思うなら、その人の姿かたちは醜くなってゆき、その逆もしかりなのだから、イメージは身体の形を変えるに十分な力を持っていることになる。
だがその方法を意識的には知らない。
その方法は感覚器官を使うことで形を変えることができるのだ。
逆にいうと感覚器官を無視しては身体の形を変えることは難しい。なぜなら、感覚器官が無意識が意識に向かって動き出すその通路になっている。
顔の形も、姿形も、手足の動きの一つ一つも全て感覚器官に結びつき、それらが無意識的な形を保持している。
鋭敏なアンテナを立て感覚器官に焦点を合わせている動物や夢に向かってがんばっている若者は美しい形を感じるが、やる気のない状態ではあまり美は感じない。ではどのようにそのアンテナを立てるのだろう。
それは、感覚器官を使って空間を意識する。
例えば、嗅覚を鋭敏にするのは前下方45度で75センチの空間に焦点を合わせ、その位置を基準にする。
目の場合も耳の場合は、目の前75センチの空間に焦点を合わせると決まっている。そのときこれらの器官は最もその能力を発揮すると同時に形が整う不思議なところがある。
基準という考えも空間をつかむと言う考えは一般にはあまりないが、眠るときも戦うときもその基準になる姿勢がある。その構えのような基準を忘れてしまっては事はうまく行くまい。