[No.253]決断のゆがみ
2004年05月29日（土）

5月29日（土）天候晴れ
顔の中心にある口腔に大きなエネルギーの渦がある。
それはヒーリングを司る胸の周りにある渦より、多次元的なものだ。
この口の中は本当に不思議な空間であると思う。
西洋の魔術や日本の修行僧もみんなそのことに気がついて、なにやら呪文のような言葉を口の中で繰り返す。
例えば、口の中で声を発しないで「わたしはすばらしい、私はすばらしい」というのと「わたしは劣っている、わたしは劣っている」というのとでは身体の反応が格段の違いを示すのに気がつくだろうか。
これは胸の周りに愛情の思いを置くのと憎しみを置く、その違い以上に大きい。
この口腔の中の渦は精神的には良きにつけ悪しきにつけ能動的であるが、肉体的には非常に受動的な性質がある。
たとえば、口の中で明確にされた決断は気力を増大したり、力が沸いてきたりするが、もし、口腔が歯の欠如や噛み合わせの歪みで舌や喉が歪むとそれを自分で修正できない弱さがある。
だからもし、そのゆがみの中で発した決断がすばらしいものであっても、現実にはもつれたエネルギーになって現れる事になる。
その事にわたしたちは早く気がつく必要があるのではないだろうか。
病気や精神的な制限の中で苦しんでいる人たちの多くが、通常よりも多くの努力をしている。だがその創造の源である口腔が歪んでいるなら、そのエネルギーの渦は歪みを創造するしか方法を知らない。