
[No.249]単純にして明快な直観
2004年05月25日(火)
5月25日(火)天候晴れ
ちょっと難しい事を書いてしまった。
顎の状態が身体の姿勢と関係し、それが健康や美や能力の向上につながるという事は誰しも本能的に知っている事だが、難しい事を言っているように聞こえる事だろう。
それはそれとして、この日誌のテーマである一風変った技術の構築に向かっていこうと思う。
この技術はなぜ、一風変った技術といっているか言うと、目に見えない思いやイメージを使って創造しようとしているからだ。
もちろんその技術は自分自身の健康にも人生にも、人間関係にも自然にも向かっている。
なぜなら、この世の科学をはるかに超えた優れた装置である身体をすばらしく使いこなそうとしているのだから。
だが、ここに問題がある。身体は既にあるが、その使い方が解らない。その優れた装置を動かすのに構築されたイメージが必要なのだ。
例えば、ある人が10キロメートルの道のりを時速5キロメートルで歩いているとする。
さてこの道のりを全て歩き終わるのに何時間かかるか。
こんな簡単な問題を解くのに単なるイメージがその答えを出すわけではない。割り算というちょっとした構築されたイメージが必要だ。
同じように身体の姿勢や顎の状態を整えようとした場合、その思いだけでは出来ない。
そのために鍼灸師は経絡という難しい方程式のようなものを使うが、ここではもっと単純にして明快な直観を使おうとしている。