[No.235]小さな王様
2004年05月08日（土）

5月8日（土）天候雨
時としてもう手遅れだと言われた癌の病が一夜にして消えてしまったという事がまれにあるが、その可能性が科学としてないわけではない。
どこにそんな奇跡があるのだろうか。
ここには誰もが奇跡と思うだろう公然の秘密がある。
それは観点そのものの性質がそのものだ。
王様と自分を比較して自虐的になるよりも人生を深く味わって、健康で強くなるなら、過酷な人生も挑戦に観えて来るその観点の転換が生きるためのエネルギーを全生涯にわたって生み出すとしたら、癌という追い詰められた感情のエネルギーの吹き溜まりを一掃する事だって可能だろう。
風邪一つを観ても、癒されるそのターニングポイントは視点の転換にある。そのコツを自ずと見つけることは、大いなる力の源泉にアクセスするのに似ていなくもない。
ではその観る、観点の空間そのものに何がしらのエネルギーがあることになる。
東洋で昔から空という言葉がよく使われていたが、もう一つ良く使われる言葉が観だ。
私たちの文化は西洋の文化に押しやられているが、逆に西洋はこの観る事と空間の関係に気がつきつつあり、遺伝子工学のように宣伝はしていないが驚くべき速さで進歩している。
日本はかわいそうに東洋が残した遺産を小さな王様になったもので、失うだけではなく、掘り起こされ、移送されてそれを西洋に見ていてもそれが日本のものである事さえ認識出来ないのだろうか。