白雲の道治療院

白雲の道治療院は、鍼灸術と量子場調整を用いて心身の健康面の向上、さまざまな症状や機能の向上、能力の増大に努めております。

白雲の道で美しく健康な体を!

[No.234]半分の真実
2004年05月07日(金)

5月7日(金)天候晴れ
私の上の娘が6、7歳ぐらいのとき、下の娘にママを独占されてしょげ返って泣いていた時、こんなつくり話を彼女にした事がある。
「ある時、ある所にとてもわがままな王様と一人の同じ年の奴隷がいて、王様はその奴隷に自分の面倒な事は何でもやらせていた。その王様は、大変頭もよく力もあったのでそのうち、あたりの国をみんな征服してしまった、
彼にはたくさんの優秀な部下がいたが,その奴隷は王様の近くにいつもいた。その奴隷は優秀な部下よりも無理なわがままが通ったからだ。
年をとると、その王様はやる事がなくなったのでいつも食べ、飲んでいる生活が祟って病気っぽい身体を引きずり、おまけに大変に太って自分でパンツさえはけない。
だが、その奴隷は美しく引き締まり若々しい力がみなぎっていた。おまけに普通の人が出来ないような力仕事もあっという間にやってしまえる能力があって愛もいっぱいだ。
朝方二人がいっしょに朝日を見ていたが、どちらが本当の王様だと思う。」
彼女は言った「わたし、がんばる。」
この世の歴史の中で最も辛い人生を生きた人たちは奴隷であるのは確かだが、それは半分の真実で人生の終わりに最も人生を味わい幸せに生きたのは王様とは限らない。
彼女はその時、はつらつとした笑顔でこの全体を理解した。大人になった今の彼女の観点もここにある。
私たちの無意識には成功の暁には何もしないで王様のように暮らす事が目的のようにあるようだが、これも半分の真実だが、もう半分は違っている。