[No.232]ハンドルは思考にセットされている
2004年05月05日（水）

5月5日（水）天候晴れ
百年ほど前、馬車か馬やロバそのものが乗り物だったが、現在は車や電車、飛行機とたくさんの乗り物がある。
中でも戦闘用の最新鋭ジェットは音の何倍ものスピードで移動する事が出来るだけではなく、方向を転回したり加速したりするその変化も非常に素早くなっている。
方向を変えるのに操縦桿ではなく、目の動きに合わせて飛行方向の変化や加速が出来るようにもなっているらしい。
しかし、まだ思考の変化には合わせる事は出来ない。もし思い一つで自由自在に変化する事が出来るようになるなら、もっとすごい事になるだろうと思うが、そのもっとすごい事が出来る乗り物が既にある。
それは人の身体だが、身体は思考によって自由自在になるばかりか自動的に身体の怪我を治したり心の病を癒しもする。そして人生を創造もする。
その大変な身体という装置をどうして使いこなす事を考えないのだろうか。
その理由は面倒で疲れるからと言うのもあるが、単純なところ、理解しなくても不思議にも何とか動き回るからと言うところではないだろうか。
それは当然と言えば当然な事なのかも知れない。エンジンそのものである性エネルギーやギヤであるベースの移動の認識なくして本来の能力を持って身体を運転するのは難しいが、あっちこっちとぶつかりながら何とか運転する事は出来る。ハンドルは思考にセットされているからだ。