[No.220]生命の息吹
2004年04月21日（水）

4月21日（水）天候晴れ
現代科学の科学者は物理と論理を研ぎ澄ましている。
女神はその直観を研ぎ澄ましている。
猫はその爪を研ぎ澄ましている。
刀鍛冶の職人はその青く恐ろしいまでに光る光を魅入りながらその刃先を研ぎ澄ましている。
鍼灸師はその手に持つ針先に論理と直感を合わせ研ぎ澄ましている。
なぜ彼らはそれらを研ぎ澄ますのだろうか。
それは、研ぎ澄ますその意識そのものが生きている感じがするからではないだろうか。
鍛冶師は刃先を観ているが、彼は刃先に意識そのものを映して観、女神は目の前に映るシーンをパノラマのように観ているが、彼らは過去のものではなく生きているそのものを観ているとは言えないだろうか。
目に見える肉眼を通して見えるものは既に固まった過去であるが、直観に映し出されるものには息吹がある。言い方を変えるなら直観では息吹そのものを観ていることになる。
カラフルなビジョンに力があるのはそこに息吹が生まれるからだが、同じようにカラフルな直観にも力がある。であるなら不思議な事にもそれらは自ら生命の息吹を創造し自らそれを観ている事になる。