[No.216]生まれる前からの取り決め
2004年04月16日（金）

4月16日（金）天候晴れ
不思議ではないだろうか。私たちは生きる方法を知らずして生きている。
生きる方法は呼吸をすることや食べる事いろいろあるが、それでどうして生きられるのか良く知らない。
しかし死ぬ方法は知っている、だから死ないために生きているようなところがある。であるなら70年も80年も生きた後には疲れきっているのも無理はない事だ。
生きている力は眠りの中で湧き出ているらしく、その中でリフレッシュされているものだから、私たちは既に無意識を長きにわたってその方法を知らずして使っていることになる。
それなのに、わたし達は無意識を使う方法を知らなくては無意識を使う事が出来ないと考えている。
怪我をした時に痛みと共にひどい傷口が開きもうだめかと思う傷でもしばらくすると、きれいさっぱり治っている事がある。
治す方法を知らずして小さなキズなどは、気づきもしないうちに治っている事が多い。きっと見えない身体の中ではもっとすごい事さえ起きているのかもしれないが、それらは無意識が成せる技といったところだろう。
ではどうして無意識は勝手にそんな事ができるのだろうか。
それにはからくりがある。
無意識は勝手に動いているわけでもなく、神様が後で操作しているわけでもない。
無意識は眠りにつく前、あるいは酔いどれの意識を失う前に意図した思いがあれば彼らを早朝に目覚めさせたり、家に帰り着く事を助けられる。
このような取り決めが生まれる前から意識と無意識の間であったようなのだがこの事を私たちは無意識的には何とか覚えているが、意識的には忘れている。