白雲の道治療院

白雲の道治療院は、鍼灸術と量子場調整を用いて心身の健康面の向上、さまざまな症状や機能の向上、能力の増大に努めております。

白雲の道で美しく健康な体を!

[No.210]とんでもない現実
2004年04月09日(金)

4月9日(金)天候晴れ
普通、愛情をかけるとその愛情は返って来る。
それも与えたものが同じような形で返ってくるだけではなく、ささげた愛が相手に届いているのだから2倍になっていることになる。
これは与えると増えると言う日本独自である和の考え方の基本になっているが、これを正の関係性と言うなら、逆に人を愛したつもりが愛ではないものに変化して伝わり、返ってくる負の関係性もある。
この違いはどこにあるのだろうか。
それは観る者と観られる者の関係の中で見合う視線にあるのだ。
もし、愛情をもった怒りであっても相手が目をそむけていると、その怒りは愛のないものに歪んでしまうし、受けた方もその怒りを抑圧してしまう。
つまり、意図した思いがエネルギーのレベルで伝わらなくなるのと同時に、返って来るものまで歪んでいる事になる。
例えば、あるおじさんが若い女性に愛を感じ、その思い余って彼女をハスに観て慣れない言葉で「き、きれいですね」と言ったとする。彼女はそのおじさんをハスに観てその言葉をセクシャルハラスメントされたと感じ、同僚や回りに騒ぎ立てた。
おじさんはそれをハスに観て落ち込んで会社を辞めようと悩んでいる。
視線をずれ込んだために言葉に乗せたその思いがどんどんと歪んでゆく。
精神を患っている人たちは、視線が歪んでしまっているがために、その人の愛がとんでもないところに飛んでゆき、それがとんでもない形で返ってきて、それがとんでもない現実を創造している。それだけの事なのかもしれない。