
[No.192]反対性を顕在させる
2004年03月19日(金)
3月19日(金)雨
私たちも世界も宇宙も、そして心も感情もみんな揺れ動いている。
だが、なぜ揺れ動いているのだろう。
それは陰と陽のエネルギーが互いに交わっているからだよと東洋の知恵は教えてくれた。
しかしよく考えてみると陰と陽のエネルギーがお互いに交わってもそれはただ交わるだけで揺らぎは説明で出来ない。
彼らはそれは多次元に同時に交わっているから影響され揺らぐのだという。
それでも納得できない。
赤いインクと黒いインクを交わらせ、それをさらに、たくさんの色のインクや油を混ぜたとすると揺らぐだろうか。それはいっしょにはなるが,すぐにその動きは止まってしまう。
揺らぐというのは何時までも行ったり来たりすることで交わってその中にいっしょになって固まってしまう事とは違う。
だが、あるとき気がついた。
もし,陰の中に陽が在り陽の中に陰があるならどうだろうか。
男性の中に女性性が潜在していて女性の中に男性性が潜在しているなら、これは何時までも揺らぐ事になる。
観る者と観られる者がその潜在する反対性を引き出し顕在させるからだ。