[No.124]彼女の潔白証明2
2003年12月26日（金）

12月26日（金）天候晴れ
私たちは気功師や鍼灸師だけが不思議なように気を出す事が出来ると思っている。
しかしどこのお母さんもそのような事は軽く出来る。
それだけではなくお母さんは愛も幸せも憎しみさえも握るおにぎりや味噌汁に注ぎ込む事が出来る。
この不思議なところはその中に注ぎ込まれた思いやイメージが創られた親から独立してゆくという事だ。
その味噌汁やおにぎりを夫が食べても子供が食べても他人が食べてもそれはそこにある。
憎しみを持って握られたおにぎりが胃や腸の細胞さんに近づいてくると細胞さんはそのイメージと戦うのではない。素直な彼女はその憎しみさえ受け入れる。
それが彼女の美しさでもあり、悲劇でもある。確かにバイ菌やビールスに関してはある程度の抵抗はする。
しかし思いやイメージに関してはその術を知らない。
だから彼女が悪いわけではないのだ。
では抑圧や過去のつらいイメージでいっぱいになって赤黒く脹れてしまった細胞さんをどうしてあげたらいいのだろう。
切って捨てられるにはあまりにも可哀想ではないか。