院長が解説する30の症状と施術
当院の岩尾院長が、さまざまな症状とその要因、そして回復のための施術の指針を解説していきます。
疲れが取れない、眠れない
顎位が健康にどのような意味があるか、またどのような症状に効果があるか簡単に一例から説明してみたいと思います。
悪循環というのは、なんとなく元気が出ないから落ち込む、落ち込むから眠れない、眠れないからなおいっそう元気がなくなる、というような放って置くとそこから抜け出せなくなるようなことを言います。この悪循環の中では、普通楽しいことがストレスになったりするため、身体から変わらなければなかなか抜け出せません。
身体は誰しもある一定の決まったパターンを持っていて、不眠症に限らず、肩こりや腰痛、その他持病にしても、それなりの姿勢、歩き方になっています。今まではこのパターンを変えるのはその人の努力以外には方法がありませんでした。しかし、量子場調整では、その悪循環に陥った運動姿勢を正常な状態に戻すことができます。
不眠の場合は、決まって視線が伏し目がちに下を向いているため、水平を見るとき、顎が上がった姿勢になります。そのため、頭の後ろから後頸部が痛いと訴えます。この姿勢は不安感を伴いますので熟睡することはさらに難しくなります。
人が深く熟睡しているときは眼球は上を向いて白眼になっていますが、眠れずに落ち着かない状態でいる人は寝ていても眼球が少し下でうろうろしています。視線というのはその人の心がどこに位置しているかを表していて、下から見上げるような見方をする人、つまり眼球が上に位置する傾向の人は眠っても眠っても眠いと言い、下にある人は落ち着かなく、眠れないと言います。
この不眠や逆に疲れが取れきれずに一日が辛いなど状態は、顎位がブレ気味の姿勢になっているためこのような症状を余儀なくされていますので、この姿勢を修正すると不思議にもこの悪循環から抜け出すことが出来ます。