白雲の道治療院

白雲の道治療院は、鍼灸術と量子場調整を用いて心身の健康面の向上、さまざまな症状や機能の向上、能力の増大に努めております。

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白雲の道で美しく健康な体を!

院長が解説する30の症状と施術

当院の岩尾院長が、さまざまな症状とその要因、そして回復のための施術の指針を解説していきます。

好転反応

現代社会も現代人も非常に急いでいる、このような状況の中で、好転反応云々といわれても理解するのが難しいかもしれません。もし良くなっているのであれば、どんどん良くなるべきだと、考えるのも自然なことです。

この好転反応について少し説明してみたいと思います。

私たち薬を使わずに症状を改善しようとしている側にとってあらゆる症状はバランスの崩れであると考える傾向があります。

しかし実際は栄養失調や風邪のビールスのように外から来るものもあります。その原因が外からのものであるなら、原因が消えればちょっとした疲労感を残して自然と症状も消えていきます。しかし、原因がその人の血行や筋系のバランスからのものであれば、バランスが戻り始めると必ず好転反応は起こってきます。

バランスが崩れていると、汚血が筋肉や筋膜あるいは腹腔内のどこかにたまっていますが、バランスを取り戻すと、その汚血は腎臓や肝臓などの臓器に帰って血液の浄化が始まります。このときに内蔵は、ちょうどアルコールを飲んだときのように発熱し、敏感な人は少しめまいを感じます。

これが瞑眩といわれる代表的な好転反応です。

また、汚血がたまっているところは冷えていますが、そこに温かい血液が循環しだすと熱っぽく眠くなるようなけだるさを感じます。

これはちょうど、長い間正座をして立ち上がるとき痺れを切らす、なんともいえない重ぐるしさそのものです。

一般的に、鍼治療は症状を抑えるものである、と考えられていますが、実際は血行や体液をスムーズにして自然治癒力を高めているのであって、症状を押さえているわけではありません。これを単に症状を抑えるよりももっと価値のあることと考えていますが、いかがなものでしょうか。

多くの場合、症状を単に取り除きたいと思ってこられますが、内側の自然治癒力を育て症状が起きる事のない状態をお望みであるなら、時には一時的につらい好転反応を越えなければならないのです。