白雲の道治療院

白雲の道治療院は、鍼灸術と量子場調整を用いて心身の健康面の向上、さまざまな症状や機能の向上、能力の増大に努めております。

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白雲の道で美しく健康な体を!

院長が解説する30の症状と施術

当院の岩尾院長が、さまざまな症状とその要因、そして回復のための施術の指針を解説していきます。

坐骨神経痛

神経の痛みは、歯の痛みにしろ三叉神経痛にしろ耐え難いものがありますが、一番多い腰痛や坐骨神経痛にスポットを当ててみたいと思います。

腰痛は、ウエストを中心とした腰の痛みとお尻の付け根から太もも、足首に連なった坐骨神経痛の痛みと分けることができます。

前者の場合は、身体が前に傾いている傾向があり、逆に坐骨神経痛の場合は、反って歩いている傾向があります。つまり、身体が前傾すると背筋に負担がかかり、反ると神経に負担をかけるのです。

どちらも背骨のアンバランス原因していいますが、一般に言われているように腰の骨や坐骨神経が悪いということではありません。痛みを止めるということでは、その部分に麻酔を打てば一時的に止まります。しかし原因は取れません。

長い時間、腰を前屈みにしていると当然、背筋が痛くなってきます。

しかしこの原因は腰にあるのではなく、その姿勢にあります。姿勢のゆがみが腰に負担をかけているということで、姿勢を直せば腰の痛みも消えます。

つまり本当の治療とは、崩れた姿勢を力学的に整えるということです。

姿勢を整えるのに二つの方法があります。

ひとつは鍼や指圧でたまった疲労を早く回復させ内側から力をつけること。

もうひとつは習慣にまでなってしまったその姿勢を無意識レベルから修正することです。

その人の骨組みである姿勢は歯の噛み合わせによって保持されています。厳密に言うと顎の運動が歯のかみ合わせを決めます。一般的に思われているように歯牙や歯列によってかみ合わせが決まってしまうわけではありません。

慢性的な腰痛や肩こりを持っている人は、主に痛む側の歯で食べ物を噛んでいます。特に坐骨神経痛の人は腰の痛む側の一番奥の歯だけが強くあたる噛み方で噛んでいるでしょう。

奥歯は骨盤と連動していて、そこだけに大きな力が加わると顎のゆがみが骨盤をねじるように働きます。しかし、歯医者さんに行って歯を治したとしても、その腰痛や肩のコリが直るは限りません。問題は顎の意識的な運動にあるからです。

この顎調整は、歯のバランスではなく顎の運動バランスですので、歯を削ったり抜いたりする必要はありません。歯を直して悪いところはないのに、ひどい腰痛だということがありますが、それは顎の運動バランスが偏っているからです。