白雲の道治療院

白雲の道治療院は、鍼灸術と量子場調整を用いて心身の健康面の向上、さまざまな症状や機能の向上、能力の増大に努めております。

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白雲の道で美しく健康な体を!

院長が解説する30の症状と施術

当院の岩尾院長が、さまざまな症状とその要因、そして回復のための施術の指針を解説していきます。

四十肩

歳も四十を越える頃になると、ちょっとした捻挫がなかなか直らず運動不足を余儀なくされ、本格的なおじさん、おばさんになってしまうということが多々あります。特に四十肩、五十肩というのは腕を動かす角度によって激痛が走りますので、ひどくなると洋服も一人で着られない眠れないということになるため、精神的にも落ち込んでしまいます。

これは肩関節周囲への石灰の沈着とか関節のズレ、筋肉や腱が硬くなったことなどが原因といわれていますが、それは結果であって、本当の原因は身体全体の姿勢のひずみにあるというのが私たちの見解です。

この四十肩には代わった特徴があり、あらゆる物理療法や湿布、筋弛緩薬などを試しても治らなかった症状が、1年から2年ほどで忘れたように治ってしまったという例が多いのです。

手や腕は、動物の前足のような重力はかかりませんので、ひざ関節や腰椎のように消耗することが少ないため、身体の歪みが軽減されると手かせが取れたように消えてしまいます。

しかし、1年も2年も激痛を我慢するのは大変です。また自然の揺らぎが体のゆがみを緩めてくれる保障はありません。そのため直そうとするなら、まず自分の身体の歪みの傾向を知る必要があります。

この四十肩の傾向は、肩関節の位置が本来の位置よりも少し前内方で窮屈になっていることがほとんどです。そのため後ろから見ると左右の肩関節までの長さがかなり違うのに気がつくと思います。

肩というのは、肩から頭までの筋と肩から手の先までの筋の、天秤でいう支点になっています。その支点である肩の位置が身体の中心に移動すると肩から腕のほうにバランスが傾きますので、腕が重くてたまらないということになり、逆に肩が落ちて中心から遠く位置すると首筋が凝って頭が重いということになります。

このときもし無理に動かしたり揉んだりすると、ピッタリと密着しているはずの関節面が不自然な接触を作って骨を引っかいたような激痛になります。

このバランスに起因する症状は、バランスを補正するのが最も良い方法かと思います。量子場調整は単に痛かったり凝ったりした筋を和らげるための物理療法ではなく、この支点そのものをほとんど患部には触れないほど微細なタッチで行う治療法です。