院長が解説する30の症状と施術
当院の岩尾院長が、さまざまな症状とその要因、そして回復のための施術の指針を解説していきます。
気持ち
病は気からと言いますが、ではその気って何?といわれてもよく説明できる人はいません。
このことを気持ちという観点から説明してみたいと思います。
私たちはよく気持ちがいいとか悪いとか言いますが、どこが?と聞かれると頭の辺りとか、その位置を示すことができます。
このことは、誰でも少なくとも自分の身体の中においては気の状態を、じかに観ることができるという証明です。
いっぱんてきに通その気を感じることができても、ただ受身で何もできないと考える傾向がありますが、それは違います。
身体には軸というものがあり、その軸上にいくつかのセンターがあります。このセンターが後ろにずれた身体の使い方をしている人は、決まって腰痛に悩まされています。この場合、気持ちを下腹の背中側から中心を通ってお腹側に向けるように意識します。
痛い腰に関心を置きすぎるため腰痛はなかなか治りませんが、この事に心がける事と今までの倍以上の速さで回復するでしょう。はり治療は、その人の気持ちの位置を無意識的に修正しています。
この身体の中心線上の各センターは、太陽光線がプリズムを通ると7色に分かれ、1つの音が7音階に分かれて収束するように、7つあり、それぞれの性質と傾向を持っています。
おもしろい事にこの7つのセンターは、前歯から奥歯までの7本の歯の歯軸と、規則正しく関係しています。
つまり下腹のセンターで言うと、気持ちが下腹の中心にあるとき、下腹がもっとも気持ちのいいオレンジ色の感覚、音で言うとレというパワーの音階、歯でいうと前から数えて5番目の歯が、しっかりとかみ合います。
他にももっと多くのことが、気持ちの変化によって自動的に起こります。古代からもっとも微妙な力がもっとも大きな力を有しているということが言われていますが、これは気持ちの事ではないでしょうか。